不機嫌honey
いい匂いするし。



「カワイイ服ね」

「専属ブランドのだよ」

「モデルやり始めたんですって?シュリちゃんとユウリくんなら納得ね」

「澪王ママもモデルさんみたい」

「あら嬉しい。カワイイ子は大好きよ」

「あたしも澪王ママ好き~」

「お父さんの写真、見せてあげるからいらっしゃい」



澪王はマンションの契約をするとかで、真王さんと書斎へ。



あたしとユウリは別の部屋にやってきた。



そこは家族写真がたくさん飾られてる部屋で、澪王たちのバンド、ラッシュのCDがズラッと並んでたり。



「家族の宝物の部屋なの」

「すごいですね。僕んちは写真なんて撮ったことなかったんで」

「なら一緒に撮りましょう」

「はい!!」



澪王ママ、アンナさんが一冊のアルバムを出してくれた。



そこにいたのは若い頃のお父さん。



「どんな繋がりなんですか?」

「あなたたちのお父さんと、私が幼なじみだったの。真王の高校の先輩でね」



そういう関係だったのか。



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