不機嫌honey
真王さんとアンナさんは喜んでくれたけど。



「付き合ってるんです、シュリと澪王さん」

「そうなの!?」



代弁してくれたユウリ。



ビックリしたみたいだけど、すぐに優しい笑顔になった。



「シュリちゃん、兄さんのことよろしくね?」

「なんかソレ、みんなに言われるけどなんで?」

「それは兄さんの今までの素行の悪さに周りが呆れてたからじゃないかな?」

「澪王ってそんなに女癖悪いの?浮気なんかしたらマジで絞め殺すよ?」



小さく『ははっ…』と笑った澪王。



今はあたしだけでしょ?



他なんか見たらマジで許さないから。



「なら安心ね」



アンナさんはそう言って笑った。



あたしだけを好きでいればいいんだよ。



澪王は他の女なんかにやんないし。



「とりあえず…双子、俺の部屋来るか?お前らがここに来た時に泊まりてぇなら、俺の部屋に泊まればいいし」

「「行くっ!!」」



なんだか逃げられた気分だけど、澪王の昔の部屋に興味津々。



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