不機嫌honey
仕事終わりに、うちの1階で飲みながら次の曲の話し合いをしていた時、シュリが顔を出したのがきっかけで。



メンバーには双子の存在を隠せなくなった。



そしたら会わせろってうるせーし。



「ドラムのアツシさんですよね」

「そうそう、一応リーダーね」

「そして、ギターの駿太郎さんとベースのリキさん」

「「よろしく~」」

「僕、ファンです。お会いできて光栄です」



ユウリは俺たちの音楽にハマり、いろいろ学んだらしい。



一方シュリは無表情でただ座ってる。



「ユウリって男なんだよな?」

「そうですよ」

「キレイな顔してんな…」

「よく言われます。結構いい値段で売れるんですよ、僕」

「ぎゃははははっ!!俺お前好き~!!」



ユウリのギャップで、メンバーのお気に入り確定。



顔に似合わずダークなことを言うユウリ。



「澪王、今日お休み?お掃除したから褒めて」

「シュリちゃん、俺が褒めてやろうか?」

「イヤ。澪王以外興味ない」



毒を吐いたシュリもお気に入り確定…。



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