不機嫌honey
相変わらず華奢で折れそうな体…。



ちゃんと食ってるんだろうな?



「明日、お休みなの…」

「なら泊まる?」

「泊まる…」



元気がないような感じがする…。



疲れてんのか?



「頑張ってるけどね、寂しい…」

「あぁ」

「今日も疲れたの…。いっぱい働くと、澪王のこと考える時間減るから…いっぱい仕事入れた…」

「えっ?」

「澪王の隣にいても恥ずかしくないコになるの…。でもレイさん厳しくてね?なんかもう…」



シクシク泣き出したシュリに、慌てる。



こんな泣き方するヤツだったか!?



「アイツムカつくぅ~…。超嫌いぃ…」

「レイは確かにキツいからな」

「絶対認めさせるんだ。あたしの前で頭が上がんなくなるくらい」

「ははっ!!それは見物だな」

「疲れて動きたくない…。お風呂…連れてって?」



そんなにカワイくおねだりされたら従うしかないわけで。



抱き上げてふたりで風呂に入った。



頭も洗ってやり、背中も流してやる。



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