不機嫌honey
ラブラブっていうんだろうな、このふたり。



見た目もお似合いだし。



リンリン、なんか前よりカワイくなってる。



「澪王さんはいないんですか?」

「仕事終わったら帰ってくるって。夜中かも」

「じゃあシュリ先輩は寂しいですね…」

「寂しくないよ。今日から一緒に寝れるもん」

「ならよかったです!!最近、シュリ先輩学校来ないから心配してたんです…」

「なんかさぁ~、どうでもよくなっちゃった。あたし、集団生活向いてないし」



寂しそうな顔をするリンリンに、不謹慎にも嬉しく感じた。



リンリンが同い年だったら、一緒にご飯とか食べたりしたのかな…。



「リムくんがすっごい寂しがってるけど」

「リムのことなんか忘れてた。元気?」

「元気だよ。シュリが学校来たら、一緒に学食行こうって誘われてるしね」

「ふぅん…」



学校か…。



リムとはあんまり関わってない。



澪王がいい顔しないし。



あたしは友達だと思ってるけどさ…。



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