不機嫌honey
当分は引っ越しはムリだとか言ってたけど、あたし的には早くしてほしい。



生活の拠点がここじゃなきゃイヤ…。



澪王が帰るのはここだもん。



午前中にすべて終わってしまい、学校に行かないあたしはヒマで。



日々の疲れもあって、お昼ご飯なんか食べないで昼寝。



疲れたと思ってなくても、あたしのカラダは疲れてるみたい。



「シュリ、シュリ」

「えっ…?」

「具合でもわりぃか?」

「悪くない…けど…?寝てた…だけ…」

「ビビった。顔色、あんまりよくねぇな」



頭が重たいなぁ…。



働いてた方が調子いいかも…。



「今何時…?」

「夜の10時」

「うわぁ~…昼と夜食べてない…」

「ユウリは仕事か。メシ、どうする?」

「昨日買った冷凍パスタ食べる…」

「用意しといてやるから風呂入って来い」



澪王に甘えて先にお風呂に入った。



前より広いお風呂にゆっくり浸かる。



完全に寝過ぎたよぉ~…。



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