不機嫌honey
気分が乗らないまま家に帰ったら、ユウリがキッチンにいて。



「おかえり、澪王さん」

「久しぶりじゃん、ハンバーグ」

「いっぱい食べてね」

「なんでハート型…?」

「へへっ…」



なんか嬉しそう…。



いいことでもあったんだろうか…。



言いづらい…。



「シュリは?」

「仕事だよ」

「何時帰りだ?」

「そろそろだとは思うけど」



先に風呂に入り、シュリを待ちながら先にユウリとメシを食った。



相変わらずうまいユウリのハンバーグ。



ここは俺とお前で買った家だよな?



ふたりでローン返していくんだよな?



いなくなったり…しねぇよな…?



「澪王さん?なんかあった?」

「なんで?」

「元気ないね。あっ、ビール忘れてたから!?」

「今日はいい。まぁ、シュリが帰ってきたら話すから」

「うん?わかった」



それからしばらくして、シュリが帰ってきた。



ユウリもシュリも風呂に入って、寝る準備はバッチリ。



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