不機嫌honey
そして、ユウリを守ってやりたいとも思う。



「前に、僕のこと大事にしてくれるって言ったよね?」

「言った」

「僕も澪王さんのこと、大事に思ってるよ」

「はははっ!!今日はユウリと寝っかなぁ~」

「シュリに刺されるからやめて」

「そうだな…。とりあえず、お前の気持ちはわかった。絶対、辛い思いはさせない」

「ありがとう…。大好きだよ、澪王さん」



きゅん…。



ユウリがカワイすぎてどうしたらいいか…。



ユウリが相手なら浮気できるかも…。



「僕は何言われても構わないからね。勝手にさせていいよ」

「了解。ゆっくり寝ろよ?」

「澪王さんと話して落ち着いた」

「おぅ、おやすみ」

「おやすみなさい」



ユウリを守る。



俺のカワイイ弟だ。



ユウリの部屋を出て、自分の部屋。



「ビール飲んでる!!」

「ユウリがくれたから」

「歯磨きしたのに?」

「飲んだらもう1回磨きます…」

「よろしい。早く飲んで歯磨きしてきて?」



ベッドの上の少女に誘われてる気がして、一気にビールを飲み干した。



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