不機嫌honey
極力酒もタバコも控えてるのに。



でも今しかできないことかもしれないから、やっとくか…。



「よし、飲むか」

「久し振りに朝までいっちゃう?」

「いいねぇ~」



俺はよくねぇんだけど。



人の気もしらねぇで…。



だけどコイツらといると、なんでもできそうな気がするんだ。



どこまでも登っていけるような、そんな気がする。



「そう言えば駿太郎、モネはどうしたわけ?」

「澪王に夢中っぽいからムカついてイジメまくってるけど?」

「は!?」

「同じシンガーとしての尊敬だけなら許してやったのにね」

「イヤイヤ、モネはシュリの存在も知ってるし。あり得ねぇだろ」

「うるさいよ。見てればわかるんだよ」



めんどくさいんだけど。



それでなくともシュリがモネにヤキモチ焼いてたんだから。



「歌がうまいって羨ましいね~。それだけでモテる」

「澪王の場合、顔もいいからな」

「俺、澪王に生まれたかったな」



駿太郎が病んでる。



< 382 / 465 >

この作品をシェア

pagetop