不機嫌honey
相当遅くならないとメシを食ってこないシュリに、まずはメシ。



「ピザ食うか?」

「いらない…。お水飲む」



抱っこしたままキッチンの冷蔵庫。



取り出した水をシュリに渡した。



「疲れてるだけなのか、それともなにかあったのか」

「疲れてる。今度またジョンのとこに行くことになったから余計に疲れてるの!!」

「またレイとふたりでか?」

「そうだよ。澪王と離れたくないのに…」

「へっ!?」



離れて暮らしてる時に見たことがあるシクシク泣き。



疲れ過ぎてわけわかんなくなってんだと思う。



「なに泣かせてんだよ、澪王」

「ちょっと寝かしてくる。シュリ、部屋行こうな?」



コクコク頷いたと思えば、部屋につく前に動かなくなって。



ベッドに下ろせば、抵抗もしないでパタリ。



「明日のスケジュールはどうなってる?」

「手帳に書いてる…。わかんない…」



シュリのバッグから取り出した手帳を見たら、明日も朝からだった。



早く寝かせよう…。





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