不機嫌honey
こんな騒動の真っ最中なのに、なんかのんき…。



こっちは相当イライラしてんのに。



結局、ヒカリはパスタを頼み、俺はコーヒー。



「いただきまぁす」

「はぁ…」

「で、お話ってなに?」

「なんであんな写真流した?」

「レオに会いたかったから?ってか、気を引きたかった?」

「なんで…?」

「好きだから?」

「意味わからん」

「忘れらんないって言ったらいいのかな?あの日のレオが




マジか。



まさかの展開なんスけど…。



めんどくさいよ、もう…。



「悪いけど、あの日のこと、ほぼ覚えねぇんだよ」

「おいしい、コレ」

「聞いてんのかコラ」

「だって好きって言ったって、受け入れてもらえないでしょ?その他大勢になりたくなかったの」

「だからって自分のプライベート売るか?普通」

「恋は盲目っていうじゃない?」

「なにがいいわけ?俺なんか人としてサイテーなことしかしてねぇだろ」

「ダメな男に惚れちゃう質なの」



どうしよ、いちばん面倒なパターン。



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