不機嫌honey
今度、みんなに会ったら謝ろう…。



会見場で待ってたのは、社長とレイさん。




まず、相当怒られた。



「テレビよ、シュリ!!一流のヘアメイクにお願いしたんだから~!!いい?ペコペコニヤニヤするんじゃないわよ?」



社長はやっぱり社長で。



呆れてなにも言わないレイさんは、頭を抱えてため息をついた後、あたしの頭を優しく撫でた。




ごめんね、レイさん。



迷惑ばっかりで。



それから始まった会見。



すっごい人の数!!



司会の人がなんか言ってたけど、あたしはこの人の多さに圧倒。



いかに澪王が人気者なのかってことだ…。



「お忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。で、まぁ、結婚したって報告です」



澪王がそう言ったら今までとは違うフラッシュの量。



めまいがしそう…。



「ちなみに、デキ婚じゃないし、その予定はまだないです」

「結婚に至った経緯なんかをお聞かせ願いますか!!」



そんなのは澪王がでっち上げた言葉をスラスラと並べた。



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