不機嫌honey
俺の思惑は見事に大当たりってとこ。



無名の超美形双子を器用することで、いい宣伝効果。



しかもヤツらの本名出しちゃう俺って、策士なんじゃね?



俺たちのバンドと専属契約ってことにしとけば、シュリをいじめてるヤツらも手を出しづらくなるってもんだろ。



頭良すぎ~。



なので、仕事では双子についての質問は答える。



俺が面倒見てることは言えないけど。



事務所には双子を使いたいというオファーが山のように来てるけど、現在すべて拒否。



俺のおかげだな~。



そんな俺は今日も歌う。



好きなことを仕事にできる最高の喜びを感じるし、目立つことは大好きだし。



まさに天職!!



「「お疲れ~」」



仕事終わり、メンバーでメシ。



よく来る居酒屋で、みんな飲む。



ガキん時からずっと4人。



何をするにも、4人だった。



俺はここが第2の家族だと思ってる。



「駿太郎、俺のからあげ食うなよ」

「うるせぇ、太るぞ。ってか澪王、食い過ぎ」

「からあげは別腹!!」

「どこの女子だよ…」



俺、本日よりダイエット命令。



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