不機嫌honey
起きないし…。



「レ~オ~」

「うっさい…」

「早く食べてよ」

「なんつーエロいこと言ってんだ…」

「あたしじゃなくてご飯!!」

「メシ…?お前は食わしてくんねぇの?」



なんて、超意地悪な顔で言われたら顔がとんでもなく熱くなる。



澪王にならなにされたっていいもん…。



「ちゅーして起こした方がよかった?」

「いいな、それ」



ムクッと起きあがった澪王。



どこまでが冗談なの…?



どうせまたからかってんでしょ?



「おはよ」

「へっ!?」



チュッと一瞬のキス。



い、意味がわからないっ!!



今までさんざん拒否ってたくせに!!



「お前、メシ作れたのか…」

「じ、自信作っ!!」

「ははっ!!病気になりそうだな」

「焦がしただけだし!!文句あるなら食うな…」

「いただきます」



笑って、あたしが作ったハンバーグを食べ始めた澪王にきゅんとする。



もう、パニックになりそう…。



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