不機嫌honey
自分のバカさに呆れながら朝帰りした。



シュリが寝てることに一安心しながら浴びたシャワー。



飲み過ぎたらダメだな。



記憶がないって、ヤバイだろ…。



女の匂いを洗い流した後、トイレで盛大に吐いて。



「澪王さん!?大丈夫!?」

「ユウ、水…」

「二日酔い!?それとも具合悪いの…?」

「酒臭くね?俺…」

「はいはい、リビングに用意しとくね」



嫁~!!



ユウリ、大好きだ…。



フラフラでリビングに行くと、氷がたっぷりの冷たい水と二日酔いの薬。



ユウリってめちゃくちゃカワイイ…。



ガリガリ氷をかじってたら、シュリが目覚めてきた。



「…………」



ソファーに座る俺に無言で近づき、そのままなぜか膝枕。



猫…。



カワイすぎる…。



「おかえりぃ…」

「ただいま…」

「酒臭っ…」

「だったら離れろ」

「にゃだ」



無条件で懐かれてる気分。



そして、軽い罪悪感。



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