不機嫌honey
まだ会って24時間経ってない。



ユウリに対して湧いた変な情。



俺がコイツらを食わせて行くんだという、変な責任感。



ユウリの背負うモノを下ろしてやりたいと思う。



「明日から仕事だ。ケータイ買ってやるから、連絡とれるようにするからな」

「ご飯は一緒じゃないんですね…」

「不規則だからな。しばらく毎日家には帰る。で、これがスペアキー」

「ありがとうございます」

「適当にやれ。俺も適当だ」

「澪王さん、お兄ちゃんみたいです。僕、嬉しくて眠れないかも…」



カラダ売ってたとは思えねぇ発言だよ…。



さてと、疲れたから寝るか~。



ベッドルームに行き、ケータイを充電してベッドに飛び込んだ。



なんか疲れたな…。



そのままうとうと…。



すると、コンコンッとノックの音。



「あ!?」



人がいい気分で寝ようとしてたのに。



どうせユウリだろうと思い、ドアを開けた。



「は…?」



シュリ…。



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