キミに届けて
第一章 私の“ポジション”
幸せな日々
小学生。
たぶん、それなりに上手くやっていたと思う。
友達もほどほどにいて。
今と一番違うのは。
小学生の時は“親友”と呼べる存在がいた、ということ。
その親友はミニバスをやっていた。
私が違う中学に入学することが決まった時、その親友は私に向かってこう言った。
『中学ではバスケ部で会おうね』、と。
この頃の私は、私生活・学校生活共に、充実していたんだ。
今更私は空に叫ぶの。
『戻れるならば、戻りたいーーーーーー』
と。
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