キミに届けて
学校紹介が終わり、次は学校の中を先生が案内してくれることに。
そこでちょうど隣の席に座っていたのが、あゆかだった。
背が大きい私と比べて、小さめだったあゆかは、私の目にとても可愛く映った。
『こんにちは!』
そう、ドキドキしながら話しかけると、
『こんにちは。』
そう気さくな笑顔で返してくれた。
凄く嬉しかったのを覚えてる。
そう、思えばこの時から。
私にとってあゆかは、かけがえのない、大きな存在になっていたんだね……。