永遠の恋
―プシューーーッ!!!

「あ!」

俺は降りたい場所でもない駅で降りてしまった。

しかも、電車が発車してしまったのだ。

雅明が驚きながらこっちを見ている。

俺は急いで雅明にメールした。

【ごめん!あとで連絡する。】

そうメールして有紗の方を見た。

すると有紗はスタスタと行ってしまっていた。

「ま!待って!!」

俺は急いで追いかけた。

有紗は振り向いた。少し恐い顔で

「何?」

と言ってきた。

「これ。」

そう言ってハンカチを有紗に渡した。

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