永遠の恋
「ああぁぁああ!!!」

いきなり大きな声で叫んだ。

「このハンカチ!!!探してたんだよ~!」

顔に似合わない口調で言った。

「ってか、なんであんたが持ってんの??」

「へ!?覚えてないの?」

「あ!分かった!盗んだんでしょ!?」

「違う違う!!ってか、ハンカチ盗む人なんでいないでしょ!笑」

ビックリした。昨日のことなのに覚えていないなんて・・・。

「覚えてないの?昨日、公園で・・・」

「あぁ!!思い出した!!あんた、あの“ナンパ男”でしょ!」

なんか、あだ名がついてるんですけど・・・笑

俺はややこしくなるから、しぶしぶ答えた。

「はい。そうですけど・・・」

「あんた、あんなナンパで女の子が引っ掛かるわけないじゃん。」

「へ!?ってか説教!?」

「もっと頭を使えよ。」

そう言うと有紗は振り向いて歩き出した。

「待って・・・!!!」

俺は必死で止めた。理由はわからないけど・・・

「メアド・・・教えてもらえませんか??」

「ふざけんなっ!!女、なめんじゃねー」

そう言って立ち去った。
< 12 / 37 >

この作品をシェア

pagetop