永遠の恋
その瞬間、有紗の体がかたむいた。

「きゃっ!」


―ドテッ


有紗は思いっきりしりもちをついた。

「いったーい!」

「え!?・・・ごめん・・・!!」

俺はそう言って手を差し出した。

有紗は素直に手を俺に貸す。

「お前のせいだ!お尻、痛いじゃん!!」

「ごめんって・・・。」

俺はしょぼくれた。本気で悪かったと思ってるから。

「でも、お前、いいとこあるんだな!」

「へ!?」

「確かにあたしを倒したけど、すぐに謝って立たせてくれたし!」

< 17 / 37 >

この作品をシェア

pagetop