永遠の恋

。+再会+。

「昨日の女、凄かったな~」

雅明が電車に揺られながら言った。

「まぁな。」

「何?慎はあーゆう女がタイプ!?」

「ちげーよ!あんな女、嫌だ。」

「ふ~ん。それより、ハンカチどうすんだよ~また会えるか分からないんだぞ!」

「う~ん、そうだな。警察に届けるわ。」

俺はそう言って、ハンカチを取り出した。

(川上 有紗・・・)

実は少し気になっていた。

あんなタイプの女は初めてだったから。

でも、付き合うのには正直嫌だった。

「あ~顔は綺麗だったのにな!」

「まぁな。」

「性格が女らしい性格だったら俺、まじで惚れてたわ♪」

「ふ~ん。あっそ。」

「うわ!ひでー反応!」

その時、電車のドアが開いた。
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