それでも君が好きなんだ。


二人で並んで職員室へ。

「鎌田相談してい?」
「んー?いいよ♪」
「山川ってさ。」
ヤマカワ?雛のこと?管理棟へ続く渡り廊下に出たとき

「好きな奴いんの?」
「へ」
つい声をもらす。
もしかして、雛のこと…!?
ふと、視線を感じ前を向く。

新井くん…ん?こっちきた?
「鎌田」
名前呼ばれたっ!
「え、あ、はい…?」
「メール見た?」
あ、見てない…!!!!
「ごめん、まだ…っ!」
てか話したことないのに、いきなりどうしたんだろう

「そっか、じゃあまたね」
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