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入口を見ると、




「あっ、立だ。」




かなり息を切らしてる。



走ってきたのかな?

急ぎの用でもあるのかな?




「呼ばれたんだからいけよな。」




亮太の呆れた言葉に確かにと思い、立の所に言った。




暗めの茶髪は短く切られ、額にじんわり汗がういていた。




「何?」




「来るのがおせぇよ。」




「そこ、30秒だよ。」





律儀なやつだ。



まあ、客観的に見てた私が悪いけどね。




「まあいいけど。お前さ青が今日行った場所分かるか?」





テスト終わってすぐ向かったんだっけ?



仕事熱心な事だ。




「確か、雑誌の撮影で…隣街の大きな公園。」




名前は忘れてしまった。
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