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「あっ、なるほど!」



納得したらしい。





いつも、ベランダから私の部屋に侵入すて嬉しそうに報告する青。



最初は、雑誌に小さく写っても嬉しそうに話していた。


今は…、


月9の事を雑誌と同じくらいに嬉しそうに話す青。


芸能人が日常茶飯事になり、昔の雑誌は一切話が出てこなく、捨てたんだろうと思っている。





そんな青を、何も言えずいつも聞いているしかなかった。




私は…今でも持っているよ青。

いつの間にか、同じ身長じゃなくなった。





大人になる青。






芸能人になった青。





エレベーターは一階につき、ドアが開いた。



さっさと歩き出す私。




それを追いつこうとせず、後ろから一定の距離を保って歩く青。




朝の会話は終わった。
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