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腕から顔に手ををさしのばした。





ニキビもなにもないこの肌に、傷と痣が居座ってる。





もしかして…




私のせい。





自惚れも大概にしてほしいが、




もしそうだったら…。






「ごめんなさい…。」








そう思ったら、呟いていた。






青は目を見開いて、私をゆっくり見た。






久々ちゃんと青を見た。




そんな感動もつかの間…。






「何で…謝るんだよ。」





「えっ…。」





「何で謝るんだよ!!」




手を引き剥がされ、ついよろけてしまった。
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