blue
「あっ…。」
つい、言葉がもれてしまった。
ぷはっとストローから音を出して離す。
「相変わらず、このジュース好きだね尚。」
左右に揺らしながらジュースを揺らす青。
そんな当たり前な姿も、
今では眩しくて
悲しくて
胸が締め付けられた。
「…何か用青?」
やっと言葉が出た。
「そうそう。これお袋に渡しといて。」
ブレザーのポケットからコンパクトに折られた紙が出てきた。
一応受け取り、ポケットに入れる。
「そんなの立に頼めばいいじゃん。」
これは意地っ張り。
立は私たちの幼なじみで、青と同じグループだ。
家は歩いて10分もかからない。
立がいるのに…わざわざ私を探してプリントを持ってくる。
会いに来てくれる…。
そんな訳ないのを淡い期待を隠すためだった。
つい、言葉がもれてしまった。
ぷはっとストローから音を出して離す。
「相変わらず、このジュース好きだね尚。」
左右に揺らしながらジュースを揺らす青。
そんな当たり前な姿も、
今では眩しくて
悲しくて
胸が締め付けられた。
「…何か用青?」
やっと言葉が出た。
「そうそう。これお袋に渡しといて。」
ブレザーのポケットからコンパクトに折られた紙が出てきた。
一応受け取り、ポケットに入れる。
「そんなの立に頼めばいいじゃん。」
これは意地っ張り。
立は私たちの幼なじみで、青と同じグループだ。
家は歩いて10分もかからない。
立がいるのに…わざわざ私を探してプリントを持ってくる。
会いに来てくれる…。
そんな訳ないのを淡い期待を隠すためだった。