BLACK or WHITE


――そんな訳で、彼女にやきもきさせられたことは一度や二度ではない。

だが、今回は史上最強クラスだ。


「とりあえず、何か連絡くれー!」


胸の中の期待やら諦めやら、とにかく色んなモヤモヤしたものを晴らそうと叫ぶ。


すると。


ピンコーン



「え、何か来た!?」


タイミングの良いラインの通知音に、俺は跳ね起きた。


< 65 / 114 >

この作品をシェア

pagetop