ひまわりの涙
ー11ー
満点の星空を目の前で見てるような煌びやかな世界。
初めてスタジオに入った時の感想だった…
昨夜はしばらく司と話した後、ほとんど眠れないまま朝を迎えていた。
ボーットした頭のまま時間だけが過ぎ、迎えの人が来てしまう。
そのまま都内にあるスタジオまで送って行かれた。
着いた先はビル街の一角。
中に入るなり沢山の人がせわしなく動いている。
真っ直ぐメイクルームに連れて行かれ、あっという間にプロによるメイクが始まる。
色んな化粧品が目の前に並べてあり、それだけで唖然としてしまった。
鏡を見ると、どんどん変わっていく自分が鏡に写る。
いつもなら引かないアイラインが濃く引かれ、
目の上にはゴールドのアイシャドウ。
眉も整えられキリットした眉に変化する。
最後に真っ赤な口紅が塗られ…
ヘアーメイクにうつる。
その頃には目まぐるしく変わっていく自分についていけなくなっていた。
小さい頃遊んだ着せかえ人形になった気分。
「ちゃん?…鞠乃ちゃん?」
後から声を掛けられてビクッと体をふるわせたた。
「できたわよ」
ニッコリ隣で笑うお姉さまはとっても綺麗だった。
「ほら、鏡みてみて?とっても素敵。あなたモデルになれるんじゃないかしら?」
夢みたいな言葉を夢心地で聞いていたが、顔をユックリと鏡に向けてみる。
初めてスタジオに入った時の感想だった…
昨夜はしばらく司と話した後、ほとんど眠れないまま朝を迎えていた。
ボーットした頭のまま時間だけが過ぎ、迎えの人が来てしまう。
そのまま都内にあるスタジオまで送って行かれた。
着いた先はビル街の一角。
中に入るなり沢山の人がせわしなく動いている。
真っ直ぐメイクルームに連れて行かれ、あっという間にプロによるメイクが始まる。
色んな化粧品が目の前に並べてあり、それだけで唖然としてしまった。
鏡を見ると、どんどん変わっていく自分が鏡に写る。
いつもなら引かないアイラインが濃く引かれ、
目の上にはゴールドのアイシャドウ。
眉も整えられキリットした眉に変化する。
最後に真っ赤な口紅が塗られ…
ヘアーメイクにうつる。
その頃には目まぐるしく変わっていく自分についていけなくなっていた。
小さい頃遊んだ着せかえ人形になった気分。
「ちゃん?…鞠乃ちゃん?」
後から声を掛けられてビクッと体をふるわせたた。
「できたわよ」
ニッコリ隣で笑うお姉さまはとっても綺麗だった。
「ほら、鏡みてみて?とっても素敵。あなたモデルになれるんじゃないかしら?」
夢みたいな言葉を夢心地で聞いていたが、顔をユックリと鏡に向けてみる。