44チャンネル-呪われた都市伝説-

「少女の呪いと44チャンネルの関連性をまだ教えておきたいけど、今日はこんな話ばかりで疲れたでしょ?」


「え……ま、まあ」


正直俺は既に限界だった。
できることならこの場で横になりたいくらいだ。
一度は死を覚悟した、そこから起死回生の勝俣さんの言葉。
地獄から這い上がった気分だ。

汐見は相変わらず俯いたまま何も喋らない。
でも少し口元が笑っているようにも見えた。
助かることが分かって嬉しいんだろう。
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