44チャンネル-呪われた都市伝説-
その男はそういうとポケットから警察手帳を取り出し俺に見せ付けてきた。
勝俣竜二、そこにはしっかりそう書かれている。

だけど全然驚きはしなかった、もしかしたらと思っていたからだ。

(手間が省けたぜ、自らやってきてくれるとはな)

俺は軽く相槌をうって苦笑いを浮かべた。

「曽野宮のことですか……ちょうどいいですね。あいつに連絡つかないしどこに行ったのか困ってたんですよ」

「すまないね、我々も急いでるものでさ。じゃあ車に乗ってくれるかい?」
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