44チャンネル-呪われた都市伝説-
「それじゃさっさとこの崖下に投げ捨てちゃいましょうか」


「……ああ」


遅れて外に出てきた勝俣、その表情は完全に疲れきっている。


私はそんな勝俣に苛立ちを覚え、胸ぐらを掴んだ。


「これは貴方が犯した罪なの、それを忘れないでね」


「わ……わかった……分かったからこの手を離してくれ……」


胸ぐらから手を仕方なく離すと、勝俣は頭を抱えながら車のトランクを開ける。
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