44チャンネル-呪われた都市伝説-
「五月雨……くん。そこをどいて」
突然汐見が冷たい口調でそう言い放った。
「お……お前……俺を殺すつもりなんてないのか?」
「ないわ。それにあなたが何故生きているのか、そんなことは今どうでもいいの。私は曽野宮君を探しに行かなきゃ」
フラフラと歩く汐見、焦点が定まっていない。
それに汐見はまだ曽野宮が生きていると思い込んでしまっているみたいだ。
「園内を見回りするこの瞬間しかないのよ勝俣から逃げるのは!だからお願い、どいて!」
「汐見、俺を殺すつもりはないんだな……?勝俣に利用されていただけなんだな……?」
「そうよ!だから殺すつもりなんかないって言ってるでしょ……どいてよ!」
「じゃあ教えてやるよ……曽野宮はもう……死んだんだ……」
そう言うと汐見は口をポカンと開けた後、目の前で膝から崩れ落ちていく。
「嘘よ……なんでそう言い切れるのよ!?」
俯いたまま、涙混じりに汐見は声を張り上げた。
「……嘘じゃない。俺は曽野宮の死をこの目で見てるんだぞ……」
俺は汐見の前に屈んで、曽野宮が遺したメモを見せる。
そして真実を全て告げた。
突然汐見が冷たい口調でそう言い放った。
「お……お前……俺を殺すつもりなんてないのか?」
「ないわ。それにあなたが何故生きているのか、そんなことは今どうでもいいの。私は曽野宮君を探しに行かなきゃ」
フラフラと歩く汐見、焦点が定まっていない。
それに汐見はまだ曽野宮が生きていると思い込んでしまっているみたいだ。
「園内を見回りするこの瞬間しかないのよ勝俣から逃げるのは!だからお願い、どいて!」
「汐見、俺を殺すつもりはないんだな……?勝俣に利用されていただけなんだな……?」
「そうよ!だから殺すつもりなんかないって言ってるでしょ……どいてよ!」
「じゃあ教えてやるよ……曽野宮はもう……死んだんだ……」
そう言うと汐見は口をポカンと開けた後、目の前で膝から崩れ落ちていく。
「嘘よ……なんでそう言い切れるのよ!?」
俯いたまま、涙混じりに汐見は声を張り上げた。
「……嘘じゃない。俺は曽野宮の死をこの目で見てるんだぞ……」
俺は汐見の前に屈んで、曽野宮が遺したメモを見せる。
そして真実を全て告げた。