44チャンネル-呪われた都市伝説-
裏切られる者
午前四時三十八分。
不気味な園内を進み、俺と汐見は倉庫の前へと辿り着いた。
「この中に勝俣がいるの……ただあいつは拳銃を持っているから気をつけてね」
「ああ、分かった」
そして汐見が倉庫の入口の隙間から中の様子を覗く。
「真琴君大丈夫。勝俣寝てるみたい……突入しましょう」
「寝てる?警戒心のないやつだな……よし行くか」
俺はゆっくりと倉庫の中へ侵入した。
中は真っ暗で見通しが悪いが何となく広いことは確認できた。
そう、見通しが悪かった。
この状態でどうやって汐見は勝俣が寝ていることを確認したのだろうか。
「……汐見、お前……」
それは一瞬の出来事だった。
「ぐっ……!」
「バカね、あなた」
油断していた俺は汐見に両手を取られていた。そして背中の後ろで両手を縄で縛りつけられ……地面へと叩きつけられた。
「て……てめえ!俺を騙したのか!?汐見!」
俺の言葉は虚しく倉庫内に響いた。
「勝俣さん、こいつ本当にこの場所分かってましたよ」
「ご苦労、No.30」
不気味な園内を進み、俺と汐見は倉庫の前へと辿り着いた。
「この中に勝俣がいるの……ただあいつは拳銃を持っているから気をつけてね」
「ああ、分かった」
そして汐見が倉庫の入口の隙間から中の様子を覗く。
「真琴君大丈夫。勝俣寝てるみたい……突入しましょう」
「寝てる?警戒心のないやつだな……よし行くか」
俺はゆっくりと倉庫の中へ侵入した。
中は真っ暗で見通しが悪いが何となく広いことは確認できた。
そう、見通しが悪かった。
この状態でどうやって汐見は勝俣が寝ていることを確認したのだろうか。
「……汐見、お前……」
それは一瞬の出来事だった。
「ぐっ……!」
「バカね、あなた」
油断していた俺は汐見に両手を取られていた。そして背中の後ろで両手を縄で縛りつけられ……地面へと叩きつけられた。
「て……てめえ!俺を騙したのか!?汐見!」
俺の言葉は虚しく倉庫内に響いた。
「勝俣さん、こいつ本当にこの場所分かってましたよ」
「ご苦労、No.30」