44チャンネル-呪われた都市伝説-
「違う質問の方がいいか?……曽野宮京はどこだ?」
「ぐ……お前に……お前なんかに…ぐおおおおっ!」
必死に縄を解こうとしたがやはり解けない。
「……そうだ五月雨真琴、俺の仲間になるか?金がたんまり入るぞ。お前の頭脳さえあれば44チャンネルは更に凶悪な犯罪に生まれ変わることができる、死ぬよりも全然いい選択だろう?」
「……くそ野郎が。てめえの仲間になんかなるわけねえだろうが」
勝俣は再び俺のこめかみに銃口を更に突き当てる。
「戯言はいい。俺の仲間になるかここで死ぬか、選べ」
「……何度も言わせるな……俺はお前の手駒になんかなるつもりはねえ!」
「死ぬ方を選んだということでいいな……?」
勝俣がニタリと憎たらしい笑みを浮かべた。
「待て。お前に聞きたいことがある……」