44チャンネル-呪われた都市伝説-
俺がさっきから感じていたのは《それ》だったのだろうか。
そう、リビングにいても落ち着かずに……風呂に入っても気持ちの悪い何かは取り払えなかった。
「お風呂に入ってる時もずっと見られている感じがしたの……怖いからすぐ出ちゃった……」
やっぱり同じだ、俺と汐見は何か得体の知れない感覚に襲われている。
汐見は俺からの電話を待つはずだったが限界を感じて俺に電話した、きっとそのはずだ。
実際――自分としても汐見からの電話に救われている。