44チャンネル-呪われた都市伝説-

「ど……どういうことだよ?」


「曽野宮京……44チャンネルの手順6と7は覚えてるかしら?」


《手順6。44チャンネルが始まったらゆっくりと立ち上がり、部屋の電気を消す。引き続き声や物音を立てないこと》

《手順7、番組が終わるまで何があっても絶対に驚かない》


俺は首をゆっくりと頷かせた。


「手順は5で終わりよ。6と7なんて最初からないノヨ……フフフフフフフ」


再びあの声で笑い出す杉森。
手順6と7は存在しなかったなんて……もう何が何だか分からない。


「曽野宮京、汐見麗の方へと向かいなさい。カワイソウデショ」



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