44チャンネル-呪われた都市伝説-

そして動揺を隠しきれていないのは俺だけじゃない。
隣にいる汐見は震える体を抑えきれていない。
俺の手はもう嫌な汗でベトベトになってしまっている。


(駄目だ……平常心でなんかいられない……!)


勝俣さんにも俺達の変化は目に見えているはずだ。
汐見から俺へと何度も視線を変える、明らかに疑いの眼差し。
だがそれでもお構いなしに話を続けた。


「……ここ最近ね~全国で学生の自殺が急増加しててね、その3割かな。何か死体に目がないんだよ」
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