最後に、恋人。
「・・・・生まれ変わったら・・・今度は由紀さんと結婚する??」
千沙が不安そうな目でオレを見上げた。
「また千沙と結婚したい」
もし生まれ変わったら、もう由紀とは出会わない。
オレなんかと出会わずに、由紀には幸せになってほしい。
「・・・・ヨカッタ。 ワタシも、生まれ変わっても孝之のお嫁さんになりたいから」
だって、オレだけがこんなに幸せなんて
苦しくて、切なくて
由紀を想って、涙が出そうなんだ。