先生と
先生の唇があたしの耳に触れる。

先生の熱い吐息がかかってくすぐったい。











「せ、…先生っ?…あっ、はぁっ…」

「そんな声も出るんやな?」

「ひゃんっ、やっ、めて…」









体が言う事を聞かない。






ちゃんと、だめだって、やめてくださいって言わなきゃ…。















「クスッ……本田雅章」

「へ…?…ほんだ…まさき?」

「俺の名前…じゃ、ごちそうさまでした」














先生はそう言うと、教室から出て行った。
< 22 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop