初恋
しばらくして、お互いの携帯がほぼ同時に鳴りだした。
見れば、由香からのメールだった。
なんでこんな状況になってるのか、説明があるもんだと思った私は慌ててメールを開いた。
しかしそこにはたった1文しか書いてなかった。
『ふたりでお祭り行って来て。 由香』
「「はぁ?」」
ほぼ同時に田宮も叫んでいた。
という事は、田宮にも同じ内容のメールが送られてきたのだろう。
「もしかして由香からメール?」
「うん・・・沙羅ちゃんも?」
「うん・・・ふたりでお祭り行けって・・・・」
「俺んとこにも同じ事書いてあったわ・・・」
そう言うと、田宮ははぁっとため息をついてぼそっと言った。
「思い出は1個で充分やのに・・・・」
「え?なにか言った?」
田宮の呟きが聞き取れず聞き返したが、田宮は「ナンデもない」と答え顔を背けてしまった。
そんな田宮の様子を見いると
(私とお祭り行くのがそんなにイヤなんだ・・・)
と感じて、目に涙が浮かんできそうになった。
見れば、由香からのメールだった。
なんでこんな状況になってるのか、説明があるもんだと思った私は慌ててメールを開いた。
しかしそこにはたった1文しか書いてなかった。
『ふたりでお祭り行って来て。 由香』
「「はぁ?」」
ほぼ同時に田宮も叫んでいた。
という事は、田宮にも同じ内容のメールが送られてきたのだろう。
「もしかして由香からメール?」
「うん・・・沙羅ちゃんも?」
「うん・・・ふたりでお祭り行けって・・・・」
「俺んとこにも同じ事書いてあったわ・・・」
そう言うと、田宮ははぁっとため息をついてぼそっと言った。
「思い出は1個で充分やのに・・・・」
「え?なにか言った?」
田宮の呟きが聞き取れず聞き返したが、田宮は「ナンデもない」と答え顔を背けてしまった。
そんな田宮の様子を見いると
(私とお祭り行くのがそんなにイヤなんだ・・・)
と感じて、目に涙が浮かんできそうになった。