爆走★love boy3
彼氏の家の事情に詳しくない自分にちょっと落ち込みうつつ、イチゴを口に入れる。


甘い香りがフワッと口の中に広がって、噛むと果汁がジュワッと出てくる。


練乳なんて必要のない甘さだ。


「おいひぃ…」


ニコォと笑うと、樹先輩はプッとふきだし


「わかりやすいやつ」


と、言ったのだった。
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