爆走★love boy3
2人の間に挟まれた状態で、私は必死になって声を上げる。
「ね、樹先輩。もうやめようよ」
そっと樹先輩の手に触れると、先輩は怒りを静めるように大きく息を吸い込んで、それから私を強く抱き寄せた。
「もう、指一本触れさせねぇ…」
「ふんっ。せいぜい頑張って守ってみなよ?」
ビリビリと緊迫する空気に、私はそれ以上何も言えなくなってしまったのだった――。
「ね、樹先輩。もうやめようよ」
そっと樹先輩の手に触れると、先輩は怒りを静めるように大きく息を吸い込んで、それから私を強く抱き寄せた。
「もう、指一本触れさせねぇ…」
「ふんっ。せいぜい頑張って守ってみなよ?」
ビリビリと緊迫する空気に、私はそれ以上何も言えなくなってしまったのだった――。