爆走★love boy3
先輩はそう呟き、席を立つ。


え…。


樹先輩、いっちゃうの?


気まずい空気は嫌だけど、先輩がいなくなるのも寂しい。


そう思っていると、一度部屋を出た先輩がすぐに戻ってきたのだ。


手に、赤いナイロンテープを持って。

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