爆走★love boy3
☆☆☆

~優輝サイド~

俺は亜美ちゃんが寝入ったのを見て、またその頬に触れた。


亜美ちゃん本人は気づかずに流している涙ををそっとぬぐってやる。


俺も、龍ヶ崎のことはよく知っていた。


樹から話も聞いていたし、何人か知り合いがあの学校に通っているから。


だから、その中で亜美ちゃんのような普通の女の子が生活するのは困難であることも、よく知っている。

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