爆走★love boy3
赤ペンを終えた優輝さんがそう言って、私の頭を軽く撫でた。


「やった! ここに来て初めての100点!!」


「よく頑張ってるよね。亜美ちゃん、コツさえ覚えたらどんどん解けるタイプだね」


褒められて、思わず頬が上気する。


この調子なら、私でも樹先輩のように生徒会長になれる!!


目を輝かせて満点の問題集を見つめる。


「ねぇ、優輝さん、これ樹先輩に見せてきても――」


『いい?』
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