爆走★love boy3
その二言を、優輝さんが遮った。


いきなり塞がれた唇に、時間が止まる。


ほんの、一秒か、二秒の出来事だったと思う。


樹先輩とは違うぬくもりが、唇からゆっくりと離れて行って、私はようやく我に返ることができた。


今…キスされた…よね?


ショックで言葉も出てこない。


「ごめん…お、思わず…」
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