爆走★love boy3
そう…かなぁ…。


もうすぐ卒業してしまう先輩のことを見つめる。


入学してすぐに出会い、今までずっと一緒にいて。


だから、離れてしまうというリアリティが今ひとつないんだ。


先輩は、もうそんな先のことまで考えて私に生徒会を引き継いでくれるっていうのに…。


「頑張らなきゃなぁ…」


玉となって落ちていく線香花火を見つめ、私はそう呟いた。
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