爆走★love boy3
悪い予感が胸をよぎる。
樹先輩、喧嘩したりしないよね?
そう思って先輩に視線を移すと――その瞳は完全にヤンキースイッチが入っており、
手に持っていたビーチボールを私に投げてよこすと無言のまま浜辺へとあがっていく。
「ちょっと、先輩!」
止めようとする私の横を、優輝さんがすり抜けていった。
「止めても無駄だよ。あいつら樹がこのビーチに戻ってくるたびにああやって邪魔しに来るんだ」
樹先輩、喧嘩したりしないよね?
そう思って先輩に視線を移すと――その瞳は完全にヤンキースイッチが入っており、
手に持っていたビーチボールを私に投げてよこすと無言のまま浜辺へとあがっていく。
「ちょっと、先輩!」
止めようとする私の横を、優輝さんがすり抜けていった。
「止めても無駄だよ。あいつら樹がこのビーチに戻ってくるたびにああやって邪魔しに来るんだ」