爆走★love boy3
ごく一般的な家庭で育った私にはまるで夢のような車なんだけど、樹先輩はこれが普通ってこと?


そういえば私、樹先輩の家とか行った事なかったっけ…。


樹先輩の方はいつも通学の際私の家まで迎えにきてくれるけど、


自分の家に私を呼んだりすることは今までなかった。


「あ、あの…」


少しも揺れを感じないこの車に少し緊張しつつ、口を開く。


「なに?」
< 9 / 264 >

この作品をシェア

pagetop